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ワードプレス プラグイン管理運用ルール

ワードプレス プラグイン管理運用ルール


1. プラグイン導入時のルール



必要性の確認: 導入するプラグインがサイトの目的達成に本当に必要かを十分に検討する。
競合の確認: 導入済みのプラグインと機能が重複しないか確認する。
信頼性の確認: 開発者の実績、更新頻度、レビュー、コミュニティの活発さなどを確認し、信頼性の高いプラグインを選択する。
セキュリティチェック: プラグインのセキュリティに関する評価や脆弱性情報を確認する。
ドキュメントの確認: 設定方法やトラブルシューティングに関する情報が十分に提供されているか確認する。
プラグインの数を最小限に: プラグインの数を必要最小限に抑えることで、サイトの速度低下や管理の複雑化を防ぐ。

2. アップデート時のルール



テスト環境での動作確認: アップデート前に、ステージング環境やローカル環境で必ず動作確認を行う。
バックアップの作成: アップデート前にサイト全体のバックアップを必ず作成し、必要に応じて自動バックアップを設定する(BackWPup等を推奨)。
同時アップデートの回避: 複数のプラグインを同時にアップデートせず、1つずつ慎重に行う。
更新履歴の確認: プラグインの更新内容や変更点を確認し、サイトに影響がないか予測する。
システムログの記録: アップデート前後でシステムログを確認し、異常な動作がないか監視する。

3. 定期的な見直しとメンテナンス



不要なプラグインの削除: 使用頻度が低いプラグインや、機能が重複しているプラグインは削除する。無効化だけでなく完全に削除することで、セキュリティリスクを低減する。
セキュリティ更新の適用: 定期的にプラグインのセキュリティパッチを確認し、速やかに適用する。
競合チェック: 新しいプラグインが登場した際には、既存のプラグインとの競合がないか確認する。

4. トラブル発生時の対応



ロールバック手順: アップデート後に問題が発生した場合、すぐにバックアップから復元する。
原因究明: 問題の原因を特定するため、エラーログやフォーラムを参照し、対処法を見つける。
開発者への問い合わせ: プラグインの開発者に問い合わせを行い、サポートを受ける。

5. その他の運用ルール



プラグイン一覧表の作成: 導入しているプラグインの一覧を作成し、バージョン情報、更新履歴、使用目的を記録する。
担当者の明確化: プラグイン管理の責任者を明確にし、責任の所在をはっきりさせる。
運用マニュアルの作成: プラグイン管理に関する運用マニュアルを作成し、チーム内で共有する。

6. セキュリティ強化



セキュリティプラグインの導入: XO Securityなどのセキュリティプラグインを導入し、サイト全体のセキュリティを強化する。
定期的なセキュリティチェック: 定期的にセキュリティ診断を行い、脆弱性を早期に発見し対処する。

7. トラブル防止のための注意点



プラグインの慎重な選定: 新しいプラグインを安易に導入せず、慎重に選ぶことが重要。
アップデートのタイミング: サイトのアクセスが少ない時間帯にアップデートを実施し、訪問者への影響を最小限に抑える。
テスト環境の利用: 本番環境への影響を避けるため、必ずテスト環境で動作を確認する。
定期的なバックアップ: 万が一のために、定期的なバックアップを設定しておく。


トラブル発生時の対応詳細をまとめてきた。

トラブル発生時の対応(詳細化)



1. バックアップの種類と範囲



バックアップを取る際は、状況に応じて全体バックアップと部分バックアップを使い分けることが可能です。以下にそれぞれの方法と範囲を説明します。

a. 全体バックアップ

範囲: WordPress全体をバックアップ。ファイルとデータベースの両方を含む。
推奨場面: プラグインやテーマの大規模なアップデート、WordPressコアのアップデート、複数のプラグインを一度に更新する場合。
方法:
プラグインの使用: BackWPup、UpdraftPlusなどのバックアッププラグインを使用。
手動バックアップ:
1. ファイルバックアップ: サイトのファイル(wp-contentフォルダなど)をFTPクライアント(例: FileZilla)を使用してサーバからダウンロード。
2. データベースバックアップ: phpMyAdminを使い、WordPressのデータベースをエクスポート。

b. 部分バックアップ



範囲: プラグインのみ、テーマのみ、またはデータベースのみをバックアップ。
推奨場面: 個別のプラグインやテーマの更新時、またはデータベースの特定の変更時。
方法:
プラグインのバックアップ:
1. wp-content/plugins フォルダをFTPクライアントを使ってダウンロード。
データベースのバックアップ:
1. データベーステーブルのバックアップ: phpMyAdminを使用して、特定のテーブル(プラグイン関連のテーブルのみ)をエクスポート。

2. バックアップの取り方(ステップバイステップ)

a. 全体バックアップ(プラグイン使用)

1. プラグインのインストール: BackWPupまたはUpdraftPlusをWordPressにインストール。
2. バックアップジョブの設定:
バックアップの対象を選択(ファイル全体、データベース、または特定のファイルのみ)。
保存先を選択(ローカル、外部ストレージ、Google Drive、Dropboxなど)。
3. 自動バックアップのスケジュール設定: 定期的なバックアップを自動的に実行するように設定。
4. 手動バックアップの実行: 更新前に手動でジョブを実行して最新の状態をバックアップ。

b. 部分バックアップ(手動)

1. FTPクライアントを開く: FileZillaなどのFTPクライアントを使用してサーバに接続。
2. wp-content/plugins フォルダを選択: プラグインフォルダをローカルにダウンロード。
3. phpMyAdminにアクセス: データベースにアクセスし、必要なテーブルのみをエクスポート。

3. 復元の手順(ステップバイステップ)

a. 全体復元(プラグイン使用)

1. プラグインを開く: BackWPupやUpdraftPlusで復元オプションを選択。
2. バックアップファイルを選択: 復元したい日付のバックアップファイルを選択。
3. 復元の範囲を選択: ファイル全体、またはデータベースのみを選択して復元。
4. 復元を実行: 「復元」をクリックし、完了するまで待つ。

b. 部分復元(手動)

1. FTPクライアントを開く: FileZillaでサーバに接続。
2. wp-content/plugins フォルダを復元: ダウンロードしていたプラグインフォルダをサーバにアップロード。
3. phpMyAdminにアクセス: データベースのインポート機能を使って、エクスポートしていたテーブルをインポート。

4. 原因究明と対処法

1. エラーログの確認:


サーバのエラーログ(ApacheやNginxのログなど)やWordPressのデバッグログ(wp-config.phpでWP_DEBUGを有効化)を確認して問題の原因を特定。
ログで特定のプラグインが原因であることが分かった場合、該当プラグインを一時的に無効化して動作確認を行う。

2. フォーラムやドキュメントを参照:


プラグインの公式フォーラムやWordPressのコミュニティで、同様の問題が発生していないかを確認。
公式ドキュメントやFAQで、特定のエラーに関する解決策が掲載されているか調べる。

3. プラグイン開発者への問い合わせ:


プラグインの開発者に公式サイトやフォーラムを通じて問い合わせを行い、トラブル解決に向けたサポートを依頼する。

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