apice-technologymemorandum
投稿日時:2024/09/23
ECサイト:画像による商品検索の手順を紹介
画像による商品検索
1. 商品画像の準備
ECサイトでは、商品画像をあらかじめディレクトリに保存し、各画像に商品番号やその他の識別情報を関連付けておく必要があります。この関連付けはデータベースで行い、商品IDと画像ファイル名、ディレクトリのパスなどを一元管理します。
2. ユーザーが画像をアップロード
ユーザーがECサイトで商品検索をする際、画像をアップロードできるフォームを用意します。ユーザーが探している画像(例:商品の写真)をアップロードすると、サーバー側でこの画像を受け取り、画像解析処理を開始します。
3. Googleの画像検索APIまたは類似画像検索エンジンの利用
アップロードされた画像は、Googleの画像検索APIや独自の画像検索エンジン(例:Alibaba CloudやAmazon Rekognitionなど)に送られます。APIは次の処理を行います:
画像の特徴量を抽出(例:色、形状、パターンなど)
これらの特徴量を基に、ECサイトに登録されている商品画像との類似度を計算し、類似する画像を特定します[1].
4. 類似画像のマッチング結果を返す
APIは、類似する商品画像のファイル名やURLを返します。この際、ファイル名やURLがAPIから返される場合、それらがどのディレクトリに保存されているかを確認します。
5. 画像ファイル名と商品情報の関連付け
データベースで商品画像と商品IDが関連付けられているため、APIから返された画像ファイル名やパスを使って、該当する商品IDを取得します。これにより、ECサイトはユーザーがアップロードした画像と一致する商品を特定できます。
6. 商品情報の表示
最後に、取得した商品IDを基に、該当する商品の詳細情報(価格、説明、購入ボタンなど)をユーザーに表示します。これにより、ユーザーは探している商品にたどり着きます。
具体的な技術要素
画像検索API: Google Image Search APIやAlibaba Cloud Image Search APIなどを利用[2].
データベース: 商品画像と商品情報を関連付けるために、商品番号や画像ファイル名をデータベースで管理。
画像解析: 画像特徴量の抽出には機械学習技術(例:畳み込みニューラルネットワーク(CNN))が使われることが一般的。
このように、ユーザーのアップロード画像を基に商品を検索する際は、画像検索APIとデータベースの連携が重要です。