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電気自動車、デメリットしかない?日本のEV環境が整わない理由

電気自動車、デメリットしかない?日本のEV環境が整わない理由




2025年に向けてEV普及が期待されている ものの、日本では環境整備が追いついておらず、多くの課題が残っている現状を解説します。

日本の電気自動車が普及しない理由は「環境未整備」


EVが本格的に普及するためには、充電インフラや電力供給の安定化 が欠かせないが、現状は整っていない。

:1. 充電インフラがガソリンスタンドに大きく劣っている


ガソリンスタンドは約28,000カ所、急速充電器は約9,700基


最新のデータによると、2023年時点での設置数:

ガソリンスタンド:27,963カ所
急速充電器:9,677基(CHAdeMO規格)
圧倒的な設置数の差 により、EVは気軽に充電できる環境には程遠い。

老朽化する充電器とメンテナンス不足


急速充電器は設置から数年経過したものが多く、メンテナンス不足 が課題となっている。
充電器が使えないケースもあり、ドライバーにとって不安要素となっている。

地方と都市部のインフラ格差


都市部 では充電インフラが増加傾向にあるが、地方では数十キロ圏内に充電スポットがない ケースが多い。
長距離移動の際に充電スポットを探すのが困難な現状がある。

2. 充電時間と手間が大きなハードル


急速充電器でも 30分~1時間 かかる充電時間は、ガソリン車の「5分以内」と比較して圧倒的に不便。

時間のロスと行動の制限


ドライバーは充電のために長時間待たねばならず、日常使いでもストレスを感じやすい。

:充電スポットの順番待ち問題


数少ない充電器に複数台が集まることで 順番待ち が発生し、時間の無駄が生じることも。

:3. 電気料金の高騰でコストが予想以上に高い


電気料金が高騰していることで、EVの「経済的メリット」 が薄れている現状。

夜間電力割引の不安定化


かつては夜間電力が安いことがEVの強みだったが、現在は電力会社のプラン変更により割引が少ないケースも。

:4. バッテリー問題と中古市場の不透明さ


バッテリーの寿命と交換コスト


バッテリーは 5~8年程度 で劣化し、交換には 数十万円~100万円 以上かかることが多い。

:リセールバリューの低さ


バッテリー劣化が購入リスクとなり、中古市場でのEVの価値が大きく下がる傾向にある。

:5. 災害時に使い物にならないリスク


日本は自然災害が多い国ですが、停電時にEVの充電が不可能になるリスクが高い。

ガソリン車と比較した災害時の弱点


ガソリン車は給油で復旧が早いが、EVは 電力供給が復旧しない限り動かない。

いつになったら、今のガソリンと同じように使えるようになるか?? シュミレーション



前提条件と計算


現状のガソリンスタンド数

約28,000件(2023年データ)
給油時間と急速充電時間の比較

ガソリン給油:5分
急速充電:30分
→ 充電には 給油の6倍の時間 がかかる。
仮定:

ガソリンスタンドと同じように「充電待ちが発生しない環境」を目指す場合。
給油の6倍時間がかかることから、充電ステーション数も単純計算で 6倍 必要。
簡単なシミュレーション
条件 基数
ガソリンスタンド数 28,000件
時間差(30分 ÷ 5分) 6倍
必要な充電ステーション 28,000 × 6 = 168,000基
結論:
「ガソリン給油と同じ利便性」を実現するためには、約168,000基 の急速充電ステーションが必要という計算になります。

現状との比較


現在の急速充電ステーション数:約9,677基
必要数との差:168,000基 - 9,677基 = 約158,000基不足
電気自動車に乗り換えるための充電環境の理想状態
充電スポットの数を劇的に増やす


必要数:168,000基(現在の約18倍)
公共施設・商業施設・コンビニ などに急速充電器を普及させ、利便性を高める。
充電時間の短縮化


30分の急速充電を、技術革新によって 10分以内 に短縮する必要がある。
例:新技術の「超急速充電」が普及すれば、充電時間短縮と基数削減の両方に貢献。
充電待ちゼロを実現する


充電スポットの利用可能状況をリアルタイムで確認できるシステムの導入。
混雑を避ける仕組みが普及すれば、実際の必要数を減らせる 可能性もある。
記事まとめ例
前提条件と計算
現状のガソリンスタンド数

約28,000件(2023年データ)
給油時間と急速充電時間の比較

ガソリン給油:5分
急速充電:30分
→ 充電には 給油の6倍の時間 がかかる。
仮定:

ガソリンスタンドと同じように「充電待ちが発生しない環境」を目指す場合。
給油の6倍時間がかかることから、充電ステーション数も単純計算で 6倍 必要。
簡単なシミュレーション
条件 基数
ガソリンスタンド数 28,000件
時間差(30分 ÷ 5分) 6倍
必要な充電ステーション 28,000 × 6 = 168,000基
結論:
「ガソリン給油と同じ利便性」を実現するためには、約168,000基 の急速充電ステーションが必要という計算になります。

現状との比較
現在の急速充電ステーション数:約9,677基
必要数との差:168,000基 - 9,677基 = 約158,000基不足
電気自動車に乗り換えるための充電環境の理想状態
充電スポットの数を劇的に増やす

必要数:168,000基(現在の約18倍)
公共施設・商業施設・コンビニ などに急速充電器を普及させ、利便性を高める。
充電時間の短縮化

30分の急速充電を、技術革新によって 10分以内 に短縮する必要がある。
例:新技術の「超急速充電」が普及すれば、充電時間短縮と基数削減の両方に貢献。
充電待ちゼロを実現する

充電スポットの利用可能状況をリアルタイムで確認できるシステムの導入。
混雑を避ける仕組みが普及すれば、実際の必要数を減らせる 可能性もある。
記事まとめ例
H2:充電ステーションは何基あればEVに乗り換えられるのか?前提条件と計算
現状のガソリンスタンド数

約28,000件(2023年データ)
給油時間と急速充電時間の比較

ガソリン給油:5分
急速充電:30分
→ 充電には 給油の6倍の時間 がかかる。
仮定:

ガソリンスタンドと同じように「充電待ちが発生しない環境」を目指す場合。
給油の6倍時間がかかることから、充電ステーション数も単純計算で 6倍 必要。
簡単なシミュレーション
条件 基数
ガソリンスタンド数 28,000件
時間差(30分 ÷ 5分) 6倍
必要な充電ステーション 28,000 × 6 = 168,000基
結論:
「ガソリン給油と同じ利便性」を実現するためには、約168,000基 の急速充電ステーションが必要という計算になります。

現状との比較
現在の急速充電ステーション数:約9,677基
必要数との差:168,000基 - 9,677基 = 約158,000基不足
電気自動車に乗り換えるための充電環境の理想状態
充電スポットの数を劇的に増やす

必要数:168,000基(現在の約18倍)
公共施設・商業施設・コンビニ などに急速充電器を普及させ、利便性を高める。
充電時間の短縮化

30分の急速充電を、技術革新によって 10分以内 に短縮する必要がある。
例:新技術の「超急速充電」が普及すれば、充電時間短縮と基数削減の両方に貢献。
充電待ちゼロを実現する

充電スポットの利用可能状況をリアルタイムで確認できるシステムの導入。
混雑を避ける仕組みが普及すれば、実際の必要数を減らせる 可能性もある。
記事まとめ例

充電ステーションは何基あればEVに乗り換えられるのか?


現状の計算結果
ガソリンスタンド:28,000件
充電ステーション必要数:168,000基(現状の約18倍)

現状はたったの9,677基!その差は圧倒的


日本では現在約9,677基の急速充電ステーションがあるが、圧倒的に数が足りない。
「充電待ちが発生しない環境」を実現するには、最低でも 168,000基 の設置が必要。

理想の充電環境と現実の差


理想:充電時間10分以内+充電スポット168,000基
現実:充電時間30分+9,677基
「充電が面倒」と感じるのは当然であり、これがEV普及の最大のハードル になっている。

充電ステーションが整備されない限り、EVは選べない?


いくらEV技術が進化しても、充電ステーションが不足している限り 日常生活や遠出が不便 なまま。
ガソリン車の便利さ に匹敵するためには、政府や企業による大規模なインフラ投資が不可欠。
現状の計算結果
ガソリンスタンド:28,000件
充電ステーション必要数:168,000基(現状の約18倍)

現状はたったの9,677基!その差は圧倒的


日本では現在約9,677基の急速充電ステーションがあるが、圧倒的に数が足りない。
「充電待ちが発生しない環境」を実現するには、最低でも 168,000基 の設置が必要。

理想の充電環境と現実の差


理想:充電時間10分以内+充電スポット168,000基
現実:充電時間30分+9,677基
「充電が面倒」と感じるのは当然であり、これがEV普及の最大のハードル になっている。

充電ステーションが整備されない限り、EVは選べない?


いくらEV技術が進化しても、充電ステーションが不足している限り 日常生活や遠出が不便 なまま。
ガソリン車の便利さ に匹敵するためには、政府や企業による大規模なインフラ投資が不可欠。充電ステーションは何基あればEVに乗り換えられるのか?
現状の計算結果
ガソリンスタンド:28,000件
充電ステーション必要数:168,000基(現状の約18倍)

現状はたったの9,677基!その差は圧倒的


日本では現在約9,677基の急速充電ステーションがあるが、圧倒的に数が足りない。
「充電待ちが発生しない環境」を実現するには、最低でも 168,000基 の設置が必要。

理想の充電環境と現実の差


理想:充電時間10分以内+充電スポット168,000基
現実:充電時間30分+9,677基
「充電が面倒」と感じるのは当然であり、これがEV普及の最大のハードル になっている。

充電ステーションが整備されない限り、EVは選べない?


いくらEV技術が進化しても、充電ステーションが不足している限り 日常生活や遠出が不便 なまま。
ガソリン車の便利さ に匹敵するためには、政府や企業による大規模なインフラ投資が不可欠。
上記は充電時間を30分として、これが変更なしで計算していますが、バッテリーも毎年進化しているので、
充電時間も短縮される傾向にあり、トヨタが開発している全固体電池が実用に入ると、10程度になる可能性があるようです。
10分まで短縮されると、充電基の数も減少するので、もう少し設置台数は減るかもしれませんが、劇的に改善されるのかどうか?という意味では
ちょっと悲観的にもなりますね。

現状の設置台数の状況から、充電基の十分な台数を確保できるまでの年月を計算


>1. 現在の急速充電器設置数と増加ペース



2023年3月時点の急速充電器数: 約9,559基
ゴーゴーガソリン
2024年3月時点の急速充電器数: 約10,477基
ゴーゴーガソリン
この1年間での増加数は約918基となります。

2. 必要な急速充電器数の試算



前回のシミュレーションで、ガソリン車と同等の利便性を確保するためには約168,000基の急速充電器が必要と試算しました。

3. 現在の設置数との差



不足数: 168,000基 - 10,477基 = 約157,523基

4. 現在の増設ペースで必要な年数の試算



年間増設数: 約918基
必要年数: 157,523基 ÷ 918基/年 ≈ 約171.6年
この計算から、現在の増設ペースが続くと仮定した場合、ガソリン車と同等の充電インフラを整備するには約172年かかることになります。

5. 政府の目標と現実的な見通し



経済産業省は、2030年までに急速充電器を3万基、全体で30万口の充電インフラを整備する目標を掲げています。


2030年までの残り期間: 約6年
必要な年間増設数: 30,000基 - 10,477基 = 約19,523基
年間増設ペース: 19,523基 ÷ 6年 ≈ 約3,254基/年
したがって、政府の目標を達成するためには、現在の年間増設数(約918基)を約3.5倍に引き上げる必要があります。

まとめ

現状の増設ペースでは、ガソリン車と同等の充電インフラを整備するには非常に長い時間がかかることがわかります。政府の目標達成には、増設ペースの大幅な加速が求められます。技術革新や政策支援、民間投資の促進など、多方面からの取り組みが必要不可欠です。

まとめ|日本でEV普及が進むには環境整備が必須


EVが本当に普及するためには、以下の課題を解決する必要がある:

充電インフラの大幅な増設とメンテナンス強化
充電時間の短縮化
電気料金の安定化
バッテリー問題と中古市場の透明化
災害時でも対応可能なシステム整備
現状のままでは デメリットしかない と感じる人が多く、EV普及にはまだまだ時間がかかるでしょう。


2025年に車を買い替えようとしている方は、何がいいですかね! 私はさすがにガソリン車ではなくHVにした方が良いかなと思っています。 少しだけでも環境にやさしい車! 日本においては電気は火力発電がほとんどだから、PHEV も EVも
トータルライフサイクルでは、脱炭素に貢献しない! そういったものに+100万以上だして毎日我慢しながら車を運転するのはちょっと辛いと思うし、経済的でも全然ないですね。 電気代もものすごく上がってしまって、いまのところ電気自動車の良いところが見当たらない! デメリットしかないと感じるこの頃ですね。 ハイブリッドならどの車がいいのかしらね??

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