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ポートレート写真とAI

AIの画像の生成と、カメラマンが被写体を撮影するときの注意事項とがものすごく類似していて、プロンプトの中身がカメラのレンズのF値やレンズのサイズ 28mm 広角レンズといった指定もできるようで、大変に興味深いです。
したがい、今回はポートレート写真を撮るといった観点から、ちょっとまとめてみました。
カメラやPCの販売も初めて、いろいろと勉強を再び始めていて、またAIによる画像生成にものすごく興味がでてきたので、
カメラ撮影と画像生成を関連付けて、AI 画像生成を見ることもやっていきたいと思います。

それではポートレート撮影について
ポートレート写真は、人物の魅力を引き出すために撮影される写真の一種です。これは単なるスナップ写真とは異なり、モデルがカメラマンと協力して撮影に臨むものです。起源は、家族の特徴を捉えた西洋絵画の肖像画にまでさかのぼります。カメラが発明されて以降、写真家がこの役割を引き継ぎました。ポートレート写真の歴史はプロによる撮影から始まりましたが、今日では誰もが気軽に挑戦できる芸術形式になっています。

ポートレート写真とスナップ写真の違い
スナップ写真は偶然の瞬間を捉えますが、ポートレート写真はモデルがカメラマンに協力して、最適な立ち位置やポーズで撮影されます。これはクリエイターがどういった立ち位置での画像を望んでいるかにつながりますね。


ポートレート写真のコツ

背景のぼかし: 背景をぼかして人物を際立たせるためには、カメラの絞りを大きく(F値を小さく)します。これにより、被写界深度が浅くなり、背景がぼけて主題が際立ちます。 被写界深度とは?  簡単に言うとピントが合っている距離を言います。 従い被写界深度が浅いとピントが合っている距離が20CM だとすると、それより遠いところにあるものは、ぼけて移ります。
このぼかし具合を調整することで、写真の雰囲気が大きく変わります。



光の利用: 順光(光源がカメラマンの方向にある)ではなく、逆光や半逆光(光源がモデルの背後または横)を使うと、より柔らかく美しいポートレートが撮れます。
露出補正: 写真が暗すぎるまたは明るすぎる場合は、露出補正を使って調整します。ハイキー撮影(少し明るめ)で柔らかい雰囲気の写真を撮ることもできます。
レフ板の使用: モデルの足元にレフ板を置くと、顔の影を減らしてよりフラットで柔らかい光が得られます。
撮影の手順

撮影相手との位置関係: 最初にモデルをどこに配置するかを決めてください。カメラマンの位置を変えて、ベストなアングルを見つけます。
一枚撮影して確認: モデルに撮った写真を見せて、カメラマンの意図を共有します。これにより信頼関係を築き、モデルがリラックスして自然な表情を見せるようになります。
マニュアルフォーカス: オートフォーカスではなく、手動で焦点を合わせることで、特に目の部分に正確にピントを合わせることができます。
これらの基本を理解し、実践することで、ポートレート写真の技術を向上させることができます。撮影は練習が必要ですので、これらのポイントを意識しながら、たくさん撮影を重ねてください。

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