apice-technologymemorandum

LIFF API と LINE Messaging API について

LIFF APIとLINE Messaging APIは、LINEプラットフォーム上で異なる機能と目的を持つ二つのAPIです。それぞれのAPIの特徴と違いを簡単に説明します。

アプリの開発に例えれば、WebページがHTMLでできていて、フロント側の操作、挙動はVue や React やAngulear で作って、バックエンドはAPI化して、サーバー側のビジネスロジックが対応
Messaging API はLINEからのメッセージの受け渡しを行い、受けたメッセージでどのような処理をサーバー側でするかは、サーバーサイドの組み方ひとつになる感じですね。


LIFF API
目的: LIFF(LINE Front-end Framework)APIは、ウェブアプリをLINEのチャット内で直接実行するためのAPIです。これにより、ユーザーはLINEアプリを離れることなく、ウェブベースのサービスや機能を利用できます。
主な機能: LIFF APIを使用すると、ウェブアプリからLINEのユーザープロファイル情報の取得、メッセージの送信、LINEログインの管理などが可能になります。
使用シーン: 例えば、オンラインショッピングサイトや予約フォームなど、LINE内で直接アクセスして利用したいウェブサービスに適しています。

LINE Messaging API
目的: LINE Messaging APIは、LINEのチャットボットを作成・管理するためのAPIです。これにより、ユーザーとのインタラクティブなコミュニケーションや自動化されたサービスの提供が可能になります。
主な機能: LINE Messaging APIを通じて、ボットからのメッセージ送信、ユーザーからのメッセージ受信、リッチメニューの管理、ユーザーの追跡などが行えます。
使用シーン: カスタマーサポートボット、ニュース配信ボット、自動応答ボットなど、LINE上で自動的にユーザーとコミュニケーションを取りたい場合に適しています。
違いの要点
用途の違い: LIFFはウェブアプリのLINE内統合に焦点を当てているのに対し、LINE Messaging APIはチャットボットとの対話的なやり取りに特化しています。
ユーザー体験: LIFFはウェブアプリケーションを提供するため、ウェブページのようなインターフェースを持ちます。一方、LINE Messaging APIはテキストやスタンプなど、LINEのメッセージ機能を中心に展開します。
開発のコンテキスト: LIFFはフロントエンドのウェブ開発者に適しており、LINE Messaging APIはサーバーサイドの開発やボットのロジック構築に関連します。
これらのAPIを組み合わせて使用することで、LINE上でより豊かで多様なユーザー体験を提供することが可能になります。

Web制作カテゴリーに戻る

1